深海釣りと鮎釣りメインに水辺で遊んでいます。 JB23ジムニー弄りやキャンプやDIYなども。

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2024/02/06

Thaiでピーコックバス釣るまで何日かかるか?【5日目】

 ピーコック釣行5日目


前回は釣行4日目にしてついに魚が釣れました。このまま乗りたい。このビッグウェーブに。

今回は前回に引き続きLazadaで買ったシンペンで攻める……と見せかけて日本から持ってきてもらった大量のルアーで挑むことに。

しかし日本から出張者が来るたびに釣具の輸送を頼んでる気がします。
みんなありがとう…!もっと出張来てね!!


とりあえず朝は上から。
これまで試してみたかったけど手元になくて使ってなかったちっちゃいポッパー。
マリアのポップクイーン50F、こんなのもう釣れちゃうでしょ。
→ダメでした。アジアはそんなに甘くない。

やっぱりミノー


ポッパーをひとしきり投げて諦めがついたので、次はフローティングミノー。
前回ついに実績を上げたSasuke 75Fではなくて、せっかくなので新しく届いたSmithのパニッシュ85F。カラーはワカサギ!Thaiにはワカサギ居ないけど…。

んで適当に投げてたらまたあっさりと釣れてしまいました。
今回はライギョ。現地名は辞書を引くとプラーチョン(ปลาช่อน)。でも現地の人はみんなプラーチャドー(ปลาชะโด)と言ってる。
多分チャドーって言ったほうが通じるんじゃないでしょうか。

ちなみにプラーは魚、その後に種名が続く感じ。ただし「カスープ」とか「チャドー」とか、種名だけ言っても通じる人には通じます。


ピックアップ直前で手前の水草の下から飛び出して食ってくれた綺麗なプラーチョン。
バス釣りの上手い人は大抵1投目で水から離れて足元に投げるイメージがありますが、理由がわかりました。なるほどね。


日本のライギョと違って少しカラフルな雰囲気。
ヒレの縁がほんのりピンクがかっていたり、模様が入っていたりしてとても綺麗。アジア感ある~。

その後もパニッシュを投げ続けるも1バイトあったきりで終了。
もう朝イチ以外釣れる気がしない。

別のダム湖でポイント探し


10時くらいに切り上げたものの、そのまま帰るのももったいないので前から気になっていた別のダム湖へ。現地のスタッフさんの話によるとカスープがよく釣れるらしい。ええやんええやん。


1時間くらい走ってポイントを探すものの、山間のダム湖なので道路から湖面までが切り立った崖になっていてとてもじゃないけど降りれる気がしない。

唯一見つけたスロープの先では現地の子供が釣りをして遊んでいる。
聞いてみると「チャドーとカスープが釣れるけどピーコックは居ない」とのこと。

横で釣りしていると「それはダイワか?」「このベイトリール試しに投げてもいいか?」としきりに話しかけてくる。やっぱり日本の釣具の知名度はすごい。(けど高いので誰も使ってない)

結局釣果は上がらなかったものの、水がとても綺麗(東南アジア基準相対評価)で小さい科スープのチェイスも見ることが出来たので大満足。

しかし水辺へのアクセスが極端に悪いので、基本的にはボート(漁船のチャーターなど)で釣るのがメインみたい。また難易度高いなぁ…。

パットガパオ食べて終了


お昼くらいまで新しいダム湖の様子見をして、帰りがけに気になっていたガパオ屋さんでお昼ごはんを食べてこの日は終了。


日本語はもちろん英語も絶対通じないローカル店だけど、味はバッチリ。
ガパオってドライタイプとウェットタイプがあるけど、このお店はドライタイプ。でも個人的にはChiangmai fishing parkのウェットタイプが好き。


とりあえず魚は釣れたし、美味しいごはんは食べれたし、今週はOKでしょ!
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2024/01/28

Thaiでピーコックバス釣るまで何日かかるか?【4日目】

 ピーコック釣行4日目


もうピーコック釣行も4日目。
もともとオカッパリで頑張る根性がなくて遊漁船に乗り始めたクソザコメンタルなので、そろそろ釣れてほしいっす。

前回は目の前で釣られるという一番つらい経験をしつつ、シンペンが良いよと教えてもらいました。


早速Lazadaでシンペンを注文。
Thai国内からだと1週間以内くらいに届くのでありがたいですね。
他にも色々頼んだけど、そっちは中国からの発送だったのでもう少しかかりそう。

これはWEEBASSというローカルメーカーの製品みたいで、見た感じかなりしっかりした作り。値段も120THBなので(Thai基準では)決して安くはない。
引き続き1個20~50THBくらいの激安ルアーも届くので、そっちはそっちでレビューしてみたいと思います。

朝は上から


早速シンペンを投げたくなるのを我慢して、朝は一応上からやってみる。
何となく好きでヒラスズキでも使っているアムズデザインのsasuke75SF。


で釣れちゃった。
対岸よりにキャストしてあとはタダ巻き。
いわゆる「持っていく」感じのガッツリしたアタリかた。最高~!

調べると「カスープ」と呼ばれるコイ科の魚のようで、コイ科の割に魚食性もあるみたいでルアーで狙うゲームフィッシュとして人気があるらしい。
そう言えば会社の釣り好きのローカルスタッフさんもダム湖でミノーを使って狙うと言っていたな。


オレンジ色のヒレとシュッとした輪郭がカッコよくて美しい。これだけ鮮やかなのは婚姻色?それとも年がら年中こんな感じなのかな。
鱗の模様や色も独特で「海外で魚を釣った」というのを実感させてくれる嬉しい一匹だった。


サイズは35cmくらいで、多分平均よりちょっと大きいくらい?
でももっと大きくなるようなので、サイズアップを狙いたい。

とりあえず本命ピーコックではなかったけど、4日目にして初のちゃんとしたバイト・ヒット・キャッチになった。良かった……。

その後は平和で……


その後はシンペンやワームなど、色々手を変えながら投げ続けるも特に何もなく。平和に終了。

一度だけTN60にアタリらしきものがあったけどフックアップには至らず。

魚のサイズを考えるともう少しだけミノーのサイズを落としても良い気がしてきた。タックルバランス的にも竿をMLくらい、PEは0.8か1.0号くらいでもいいかなぁ。
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2024/01/22

Thaiでピーコックバス釣るまで何日かかるか?【3日目】

 ピーコック釣行3日目


前回の釣行で親切なお兄さんに「小さめのルアーをゆっくり引け」と助言を頂戴した。
早速その通り渓流用のシンキングミノーを準備していると、なんか知らない人が近づいてくる……。

ってよく見たら昨日のお兄さん!
人のこと言えないけど、お好きですね。

挨拶がてら手持ちのルアーを見てもらうと「この中だとこれがええね」と選んでくれたのはDコン63。
なんだ、結局一周回ってここで最初に投げたのが良かったんだ。

やはり世界のDコン

沖の方で割とライズするのでなるべく遠投してゆっくりとタダ巻き。
たまにトウィッチを入れたりしながら数時間引くも無反応。
また何の反応もなく終わってしまうのか。こうなると初日のヒットもやっぱりスレ掛かりだったのかな、と弱気になってくる。

颯爽と釣る現地アングラー


軽く中だるみしているといつの間にかぼくがさっきまでやっていた所に現地の知らない二人組が入っている。

どんな釣り方をしているのか気になってジリジリ寄りながら観察していると、まさかのヒット。ええ~、さっきまでそこ投げてたんだけど……。

上がってきたのはネットで見てたピーコックバス!ほんとに居るんだ。人の魚とはいえ居ることが分かっただけでも嬉しい。一歩前進した気分。

これを求めていた

「お前も持って写真撮るか?」と言われたけど、それは釣り人にとって死刑にも等しい行為。嬉しいけど頑張って自分で釣ります!

とは言え情報は欲しいので、釣り方を根掘り葉掘り聞いてみる。

どうも小型のシンキングペンシルをライズした場所の奥や対岸の岸際に投げてトウィッチしながら引いているらしい。
「フローティングはアカンのか?(根掛かりしたくない)」と聞いたけど「うーん、沈めたほうが良いかなぁ」という反応。

そして他の写真も見せてもらった限り、どうも想定していた(Youtubeで見るようなアマゾンの)サイズよりもかなり小さめの30~40cmくらいがアベレージとのこと。

あとから調べて分かったけど、ピーコックバスは単一種ではなくてグループの総称。小型の種から大型種まで幅広くて、東南アジアに移入されているのは小型の種類がメインらしい。

実際にマレーシアやシンガポールで釣っている人の釣果写真も大きくて50cmくらい。使っているルアーもよく見ると結構小さめで、動画でよく見る「スイッシャーをぶん投げたら水面が爆発!」みたいな釣りではない。まさに郷に入っては、だった。

じゃあシンペン買うしかないじゃん


悔し泣きしながら家に帰って早速シンペンを物色。
でも日本製のルアーをAmazonで探すと高い。2000円近くする。

立木とかが沈んでいる場所でそんなもの投げてると根掛かりで精神が崩壊する(実際すでにDコンとメテオーラを3つくらい失って半分心が死んでいる)ので、みんな大好きLazadaを覗いてみる。

LazadaはThaiのAmazon、と言うより楽天に近い通販サイトで、釣りに関して言えば「高価な正規品は絶対見つからないけどクソ安い偽物は死ぬほど買える」という血で血を洗うような感じのマーケットだ。


軽く検索するとDUOとかSMITHに訴えられそうなデザインをしたルアーが山程出てくる。
いま大体1バーツが4円くらいなので、ルアー1個が200円前後。安すぎて鼻血が出る。

ローカルアングラーに見せてもらったシンペンに近いものを適当に選んでポイポイと買って送料込み700バーツくらい。日本円で3000円ほど。
日本製ルアーだと2つも買えない。そりゃ日本製釣具が売れんはずだわ。

次の週末に間に合えば謎の中華シンペンを持って出撃しよう。

前回
Thaiでピーコックバス釣るまで何日かかるか?【2日目】
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Thaiでピーコックバス釣るまで何日かかるか?【2日目】

 ピーコック釣行2日目


さて前回釣行に引き続きピーコックを探す旅、2日目。
今回は別の用事で短時間釣行。


「バイブレーションで反応があったってことは、ブルブルが良いんじゃないの?!」という知性を一切感じない考えに基づいて準備したdepsのチャターにローカルワームの組み合わせ。これ以上ブルブルするセットもあまりないと思う。

しかし残念ながら現実は厳しく、アタリなし。
初日同様にバイブレーション(TN60)も結構投げたけど反応なし。

ローカルアングラーのアドバイス


日本に限らず「現地の人」って長いことその土地で魚釣りをしてるので参考になるアドバイスをくれることが多い。

この日は初めて自分以外でルアーを投げているお兄さんを発見。

日本なら「釣れまっか?」で済むんだけど、相手はThaiの人。
日本語どころか英語も通じないので話しかけるハードルはバカほど高い。

しかし流石微笑みの国だけあって邪悪なおっさん釣り師のような「俺はここでは名が通ってるんやで?」みたいな謎の圧は出してないので挨拶さえしてしまえば意外と気さくに話してくれた。

曰く、ピーコックを狙うなら「小型のシャッド系かミノー」「スローリトリーブが基本で、早巻きは反応が悪い」「小型のジグヘッドワームも良い」とのこと。
ちなみに同じやり方で魚食性のコイ科の魚やチャドー(雷魚)も釣れるらしく、写真を見せてくれた。

そうそうそう、そういう情報が欲しかったのよ!
メチャクチャにお礼を言って速攻でルアーチェンジ。

これやろ!

たまたまボックスに入っていた渓流用のミノーの針だけ変えたやつ。
とりあえず手持ちのルアーだとこれが一番アドバイスに近い。

しかし残念ながら日没になってしまって時間切れ。
それでもちょっとずつ情報が集まってきた感じ、これがオカッパリで少しずつ魚に近づく楽しさなのかと若干ワクワクしてきましたね。

前回
Thaiでピーコックバス釣るまで何日かかるか?【1日目】

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Thaiでピーコックバス釣るまで何日かかるか?【1日目】

 Thaiでピーコックバス釣ろう


世間的には1ミリも知名度がないピーコック。
世間どころか魚釣りが好きな人でも知らない人の方が多い気がする。

でも一部では日本から何日もかけて南米まで行っちゃうほど人気の魚、それがピーコックバス。

実はなんとThaiでも釣れるらしい。釣りたい。釣ってみよう。

ブログって日記らしい


Youtube全盛の2020年代。
そもそもブログなんて流行らねぇよと思いつつ、とりあえずあった事を書き留めておくのにはそこそこ良いと思う。

そう言えばブログって出た当時は日記だった気がする。
まとまった内容を書いて共有するのも良いけれど、出口戦略のない実況をしても良いかもしれない。

というわけでせっかくなのでピーコックバスが釣れるまでの経緯をまとめてみようと思います。
何日かかるかは未定。100日かかるかもしれないし、飽きて途中でやめるかも。

どこで釣るか?


今回通うポイントは現地の日本人の方に教えてもらったところなので、残念ながら非公表です。Thai北部のどこかと思ってもらえればOK。
ちなみに一通り調べたけどこの場所に関する日本語の釣り情報は出てこない!英語すらない!やったーブルーオーシャンや!ただし需要もない!

北Thaiの謎の湖

南米以外のピーコックとなるとマレーシアやシンガポール、ハワイなどが出てくるんですが、実はThaiにも野生化した個体が居るみたいで現地人曰く「ミーユーユー(いっぱいおる)」らしい。ほんとかよ。

初日投げるルアーは?


さて初日、予備情報はほぼゼロだけど、とりあえずDコンタクトの小さめのやつでヒットしたという事だけ聞いてきた。
ちなみに前日飲みすぎてかなり寝坊。いきなりダメ。


Youtubeで予習しすぎたせいで気分的にはPE5号リーダー70ポンドくらいでやらないと切られるんや!という勢いだけが先走る。
気合MAXなので前後フックを強めのシングルに変えて、スプリットリングとスイベルで固めたDコン63をチョイス。


なおタックルは会社の先輩がわざわざ日本から運んできてくれたゾディアスパック、S70MH+ツインパワーXDのC3000XGの組み合わせがメイン。
出張で忙しいのに釣り道具を山ほど運んできてくれる会社の皆さんには頭が上がりません。

ノーヒットで終わるかと思ったが……


朝7時半くらいから釣りを始めた時点でライズが結構ある。おるやん!
と思ったものの、ライズしてるけど釣れない。なんでぇ……。
場所を変えたりルアーを変えたりしながら3時間ほど投げ続けるもアタリもなし。

そんな中で気分転換がてらに付け替えたYO-ZURIのバイブレーション。

この地味な感じが好き

一投目でヒット。
掛った瞬間からビビるくらい引く、けど妙に直線的。感覚的にはマグロのファーストランに近くてひたすら止まらない。

ドラグ調整して少し止めにかかるも結局最後まで一度も止まることなくPEラインからブレイク。マジか……。

悔しくて後から巻いてるラインを調べたらPEの0.6号でした。
こういうところやぞ、ほんと。


その後手持ちのバイブレーションに変えたものの、結局反応はなく昼過ぎに諦めて帰宅。

しかし直線的でジャンプも首振りもしない引き方は、もしかしたら大きなコイやナマズのスレ掛かりだったのかも……と弱気になった初日でした。
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2024/01/03

Thai チェンマイで買える釣り具と買えない釣り具

 日本から何持ってくればいい?

釣り好きが海外で生活するとなって一番最初に気になるのは「釣り具は何が要るの?」だと思う。
流行りの海外釣行みたいに釣るものや日程、行く場所が決まっていれば全部日本から持ってくれば良いんだけど、とりあえず海外で暮らします!何釣るかは分かりません!という場合は結構困る。実際困った。

今回はチェンマイで生活する前提で「現地で買えるもの、買えないもの」をご紹介したいと思う。

チェンマイの釣具屋

もちろんThaiにも釣具屋さんはある。
けど残念ながらお店の数や品揃えは日本のそれには遠く及ばない。

って言うか多分日本の釣りに対するこだわりや道具の豊富さが世界的に見ても異常な部類なんだと思う。
ぶっちゃけThaiでは釣りはメジャーな趣味ではないし、「ちょっと金のあるおっさんがやっている遊び」というイメージが強い。

そんなちょい厳しめの釣り環境の中で探したチェンマイの釣具屋さんをまずは2つご紹介したい。

1店舗目:ร้านมาตาฟิชเชอร์

店名が全然読めないけど、地元の釣り好きのおススメ店舗。
小物やルアーがたくさんあるし、割と日本製の釣り具も置いている。

どう見ても初見の外国人は入らない見た目


店先にはリールが並ぶが、日本製の新しい型はまず無い

2店舗目:MK fishing

こっちは他の日本人のブロガーの方が紹介していた店舗。
規模としては1店舗目より少し大きめで、特に店の裏や2階にロッドが山ほど置いてあるので現地のロッドを見てみたい人にはおススメ。
ただしルアー系の品揃えは1店舗目の方が良い。

店構えはこっちの方がキレイ


ハードルアーよりもワームが多い

延べ竿のヘラ・コイ系の仕掛けは充実してる

チェンマイで買えるもの

前提として、日本製釣り具の品揃えは少ない。
理由は単純で、値段が高すぎるから。

1食200円くらいで食べれるThaiでD-contactをインポートで1つ2000円とかで売っても誰も買わないので、残念だけど仕方ない。

またルアー釣りはあまり盛んではなくて、逆に延べ竿を使ったヘラブナ・コイ釣りのようなジャンルは釣り堀も多くてやっている人もちらほら。
一番人気があるのは多分巨大なテナガエビの釣り堀で、どこの釣具屋さんにも必ず道具が置いてある。

ワーム・フック・安価なモノフィラライン


パッと入手可能なのはこんな感じの小物。

・オフセットフック
・伊勢尼系のバラ針(がまかつ・シマノ)
・ローカルルアー(バズベイト)
・ローカルワーム(シャッド系のみ)
・ダイワのナイロンライン30lb

・その他中華系メーカーのラインや小物

フックに関して言えばがまかつが意外とどこにでも置いてある。ただし高い。メインは中華系の謎メーカー製。

ラインはナイロンが圧倒的多数。フロロがちょっと。
PEはあまり種類がなくて、特にチェンマイは海が遠いので300m巻とかは皆無。

逆に面白いのはローカルメーカーのバズベイトやフロッグなど。
雷魚をルアーで狙う人が少数居るのでどの店にも多少は置いてある。

1ピース、2ピースロッド、延べ竿

日本製の中古ヘラ竿やコイ竿は人気があるみたいで結構たくさん置いてある。
またローカル、海外(日本以外)製のバス・雷魚ロッド系も種類は豊富。

日本国内の最近の竿と比べるとガイドやグリップ周りのパーツの質、ブランクの重さなど見劣りはするものの、結構個性のあるロッドがたくさんあるので見てるのは楽しい。

小物類

プライヤーや針外し、ロッドバンドなどの小物類は中華製、インポート含めて色々あるのでそんなに困らない。
ただしラパラなどのインポート品は日本で買うより高かったりするので、もし荷物に余裕があるなら全部送っておくのが安心かも。

エビ釣り仕掛け

逆にこれはThaiでしか買えない数少ない釣り具。
テナガエビの釣り堀が盛んなので、タナゴ竿のブランクを使ったようなエビロッドや仕掛けは種類もたくさんあってお客さんも多い。
意匠に凝ったようなものもあるし、ローカルロッドビルダーのような人も居るので楽しいジャンル。

チェンマイで買えないもの

どれくらいこだわるかにもよるけど、基本的に何も買えないと思っていてもいいかも知れない。
特に日本製釣り具は値段の関係もあってエントリーモデルや古いモデルしか置いていないことも多いので、日本で買って持ってくるのが正解。

バンコクまで行けば多分外国人や富裕層向けに品揃えの良い店もあると思う。

リーダー(フロロ、ナイロン)


オーシャンレコードは絶対売ってない

PEラインをメインラインにする文化が薄いので、当然リーダーを組むという文化もあんまりない。
メインライン用のナイロンラインがmax 30lbくらいまで売っているけど、それ以上の太いラインは持ち込んだ方が良いかも。
でも雷魚狙いの人も居るはずなので、どこかには強いラインが売っているはずなんだけど……。

PEライン



メインのPEはリールに巻いて持ってくる人も多いと思うけど、忘れがちなのが予備や番手違いのPEライン。
PE自体あまり置いていなかったり、あってもバークレーの謎いやつだったりするので好きなラインがある人は持ってきた方が良い。

(特に高価な)リール



リールを現地調達しようって人はあまり居ないと思うけど、特に高価な上位モデルは全然置いてない場合が多い。
あっても型落ちだったりするので最新の上位モデルを使いたい人は日本で買うのが手堅い。

マルチピースロッド


Thaiはクルマ社会でみんなデッカいピックアップトラックに乗ってるのでロッドは基本的に1ピースか2ピース、あるいは振り出しのヘラ・コイ竿。

逆に外国人はGrab(タクシー)移動やLCCでの遠征釣行が多いのでパックロッドが欲しくなる。けど全然売ってない。

いま日本はパックロッドブームでジャンル問わずマルチピースの竿がたくさん出ていると思うので、ライトゲームスピニング、そこそこ強めのベイト、オフショア用のキャスティングロッドあたりを持ってくれば何でも出来て良さげ。

個人的に盲点だったのはライト目のスピニング
海外の釣りとなると怪魚や大物というイメージが先行して強い竿を準備しがちだけど、聞いていると割とライトなリグで小型・中型魚を狙うことも多いみたい。

日本製ルアー




好きなルアーは基本的に持ち込んだ方が良い。
特にチェンマイで大型のオフショア用ルアーは皆無なので、もし遠征でキャスティング等々に行きたい人はフックやリングなどの小物含めて準備しておくのが安心。

とりあえず不安なら持って行こう

まとめとして、Thai(特にチェンマイ)で日本感覚で魚釣りをしたいなら基本的に道具は全部持ってきておいた方が良い。
海外で生活して改めて実感するのは「日本人の釣りに対する情熱の異常さ」だった。

釣り具の質や量、ラインナップ、全てにおいて現時点で日本より充実している国はそうないと思うので、心配ならまずは日本の道具を持ち込んでおけばいいと思う。
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2023/11/07

東南アジアの露店メシがうまい

 屋台のメシはうまいのだ

東南アジア。
地球の歩き方なりを読んだことがある方は当然ご存じだと思う。

・生野菜は避けましょう
・飲み物に氷を入れるのは控えましょう
・空調の効いているレストランは安心です

・露店・屋台は避けましょう

分かる。分かる。
せっかくの旅先で食あたりになるなんて嫌だもの。
衛生面が心配だし、なるべく綺麗なところでごはんが食べたい……。

でもここはあえて声を大にして言わせていただきたい。

屋台のメシはうまいのだ


何でも食えるチェンマイだから

以前ご紹介したように、タイのチェンマイは(高いお金をちゃんと払えば)何だって美味しい。
当然タイ料理も綺麗で空調の効いた良いお店で食べることが出来るし、当然のように美味しい。


「なら素直に綺麗なレストランで食ってりゃいいじゃないか」ってのはごもっともな話で、すでに言った通り少ない旅程でわざわざ(多少の)リスクを冒して屋台でメシを食う必要はあまりないかもしれない。

でも個人的な感覚として、異国でごはんを食べるときってその国とか人の雰囲気も含めて食事を楽しんでいると思う。
そう、あのラーメンハゲも言っていたように「ぼくたちは情報を食っている」のかもしれない。

その点で「東南アジアで屋台のメシを食う」という行為はそれ自体が一種のエンタメとして成立していると思う。
蒸し暑い屋外で、ペニャペニャのプラスチックのイスとテーブルについて、何となく分かりそうで分からないメニューを見ながら現地語で注文して、ドキドキしながら食べてみる。

これがエンタメじゃなくて何なのか。

パッタイとタマリンドサラダ

ニマンヘミンのうまい露店

実際にぼくがたまに行く露店を紹介したい。


MAYAからニマンヘミン通りをチェンマイ大学方向に歩いていくとセブンイレブンを過ぎたあたりにあるお店。

日本人が居るのは見たことないけど、欧米人は時たま見かけるし、ごはん時はタイ人で結構混雑している。
近くで働くタイ人や、ロングステイの欧米人向けという位置づけなんだと思う。

左の明るい方…ではなくその右の暗い店

一応ジャンルとしてはミャンマー料理店のようで、メニューくれと言うとBURMESE FOODとTHAI FOODの2種類をくれる。
流石に超観光地のニマンヘミン通りなのでメニューには全部英語が併記。
ただし注文はタイ語か指差し。(英語も通じるかも知れないけど使ったことはない)

プリックナンプラー、カオパットにかけると超うまい

個人的に好きなのは

Young tamarind salad
Tea leaf salad
Young mangoes salad

のサラダ系。タイで暮らしていると自動的に野菜を食べない生活になるので意図的に注文しないと死んでしまう気がする。

そこにカオパットとかパッタイを付けるのが定番化した。

味はごくごく普通に美味しい。
お店の人も優しくて、日本人が珍しいのかぼくが行くとニターっと笑ってくれるようになってきた。
何故だか分からないけどタイの人は他人の顔を覚えるのが本当に得意で、どこに行っても数回通うと何となく顔を覚えてくれるっぽい。

人の顔と名前を覚えられないばかりか、タイに来てニックネーム(タイ人は互いを本名ではなくてニックネームで呼ぶことが多い)まで覚えるのに苦労しているぼくからすればとんでもない話。羨ましい技能だと心底思う。

カオパットとソムタム(目玉焼きはトッピング)

値段は大体サラダが40THBで主食が50~60THBくらい。
本当の(?)屋台と比べると高いけど、周囲のレストランが1食で数百THBすることを考えれば安いと思う。
ちなみに水と氷もくれる。(レストランは有料の場合が多い)

比較的観光客向けの露店というちょうど良いバランスのお店なので、いきなりガチガチのローカル店に行くのはちょっと……と言う人でも大丈夫。

現地の雰囲気を感じながらリーズナブルに食事をしてみたい人にはぜひおすすめしたいお店。
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2023/10/08

【海外生活】チェンマイの食事事情

生活は、やっぱメシ

生きることは食べること。
食べることは生きること。

どこで生活しててもご飯はやっぱり大切ですし、逆にその地で生きていけるかどうかってご飯が美味しいかどうかに割と左右されると言っても過言ではありません。

そこで今回はタイ北部のチェンマイの食事事情を紹介します。

タイ料理は基本うまい

タイなので、普通に考えて一番メジャーなのはタイ料理です。
でも意外と普段の食事でタイ料理を食べる機会、実は少ないです。

カオパットとtea leaf salad


というのも職場の飲み会はタイ料理、接待や日本からの出張者を連れて行くのもタイ料理。当然社員食堂もタイ料理なので、プライベートのメシくらい他のもん食べたいよ!と大抵の人はなるんですね。

ただ、さっと安く済ませたいとき。
稀にタイ料理食いてぇな~となったときは適当に屋台や路面店で食べることが多いです。
何と言っても美味しいですからね。タイ料理。

鶏肉のガパオ

独特の香辛料、ものによっては辛さが結構あるので好き嫌いはありますけど、基本的には日本人の口にも合うと思います。

とにかく種類が豊富で安いのもうれしいポイント。
やっぱり地元の食べ物は何だかんだ安くて美味しいです。

パッタイと豚肉の焼いたやつ

日本人の口に合うのはカオパット(炒飯)とパップンファイディーン?(青菜炒めみたいなやつ)の2つ。
特にカオパットはネームと言う酸味のある発酵肉を使ったやつが好きです。
初めて頼むならムー(豚肉)かグン(エビ)が無難。

大体1皿で数十タイバーツで食べれます。

また、そういう屋台から高級店まで幅広く店を選べるのもタイ料理の魅力。

日本食ブーム最高

タイ料理の次に登場頻度が高いのはやはり日本食。
昨今の日本食ブームと「日本」のブランドイメージのおかげで日本食には困らないです。

とんかつ

大きなショッピングモールにはやよい軒とか大戸屋、ココイチとか色々入っていますし、街にも日本人や現地の人がやっている日本料理屋が嫌ってほどあります。

塩唐揚げ定食

味も日本と遜色なく、とっても美味しいです。

ただし刺身や寿司だけは、日本で港町に住んでいたり釣りをしていたような人にはあまりおススメできないかも。(別にまずくはないんですが、味の割に超高い)

余程店を選べば美味しいのが食べれますが、基本的には肉系にしておいた方が無難な気がします。

とんこつラーメン

ラーメンもたくさんお店があって、とんこつからまぜそばやつけ麺まで何でも食べれます。これは本当にうれしい。なかったら死んでたね。

和牛ユッケ

焼肉の類も豊富で、1人数千円~1万円オーバーまで幅広い価格帯で色々あります。
金さえ出せばいくらでも美味しくなるのがすごいところで、最高級クラスになると日本の近江牛を使っていたりして下手に日本で食べるよりうまいです。

日本式カレーライス

全体的に1食200~400タイバーツくらいが相場。
店によっては200バーツ以下で食べれるところもあるので、常食するのはその辺になります。

その他なんでも

そのほかとにかく何でも食べれるのがチェンマイの良いところ。
バンコクもそうなんでしょうけど、とにかく観光客や駐在員で外国人が多いので、世界中のうまい食い物が大体食べれます。

カルボナーラと何かのサラダ

現地の感覚からするとかなり高いんですけど、狭いエリアでこれだけのクオリティがそこそこの値段で楽しめるってのはかなり魅力です。

イタリアンはなぜか多くて、美味しいパスタやピザには困りません。
ただしワインは基本輸入物なのでメチャ高い。グラスで200バーツとかするので、ちょっとビビる。

エッグベネディクト(って何?)

カフェも非常に多いので、おしゃれな朝ごはんもいい感じで食べれます。
野菜マシマシのオシャレサラダとか、ベーグルとか。

コーヒーも美味しいので休みの日に朝ごはん食べに出かけるだけでも割に楽しいです。でもやっぱり高い。朝食で250バーツ(1000円)くらいは普通。

本格ビビンバ

その他韓国料理、インド料理、中華、チェーン系のケンタッキーとかマックとかサブウェイとか。本当に何でもあり。

食事で不安になる必要は1ミリもないと断言できます。

熟成肉のステーキ

現地の食事事情と食費

ここまでで食べ物で困ることはないとよく分かって頂けたと思います。

強いて日本と違うところを挙げるなら、タイは外食文化が強くて自炊をする人があまり多くないという事でしょうか。
現地でも出勤途中で朝ごはんを買って、帰りがけに晩ごはんを買う、みたいな生活をしてる人が多いです。

特に市内の日本人が多いエリアだと気軽な感じのスーパーがなくて、日本でいう成城石井的な「モノは良いんだけどメチャ高い」系のRimpingとかになります。
肉も野菜も結構高いので、「ここで買い物して1人~2人前作るくらいなら外食かな」となっちゃう感じですね。

そうなると気になるが食費。
前述の通り、これは店選びでかなり変わってきます。

タイ料理を最安クラスで食べ続ければ1食数十バーツ~maxでも100バーツ。
夕食だけ考えて、月に30食食べても3000バーツなので、2023年時点で約12000円くらいですね。安い。

トリュフリゾット

一方で全部日本食やその他高級系の店で食べると平均250バーツくらい。
30食で7500バーツ、30000円くらいになります。結構高い。毎回お酒も頼んだりすればもうちょっとかかっちゃいます。

この辺は出向者でも人それぞれで、せっかく来て他にやる事もないんだから美味しいもの食べたい!って人も居れば、ガチガチにタイメシばっかり食べてる人も居ます。

旅行で来ている方であればそこまで予算はうるさい事言わないでしょうし、おおよそ1食400バーツくらいで見ておけば十分かなと思います。

ただ個人的には現地の雰囲気を楽しむのも兼ねて、その辺の屋台で頑張って指差し注文しながらタイ料理を食べてみてほしいです。
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