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2017/11/26

紅葉の日本コバを歩く

秋は山登りの季節
春と秋は(特に手軽な)登山のハイシーズン。夏の低山は暑すぎるし、冬は下手すれば死んじゃいます。
今回はちょっと足を伸ばして鈴鹿の紅葉を見に行ってきたお話。


妙な名前の日本コバ
県下のお気軽な低山を探していて目に止まったのがこの山、「日本コバ」。なにせ日本コバですからね。
山の名前と言ったら9割9分が○○山とか○○岳じゃないでしょうか。日本コバ、どうやらその名前の由来には諸説あるようです。興味のある人はちょいとググってみてください。

位置は琵琶湖の東。鈴鹿山系に属する標高934mの静かな山です。
京都方面からは名神の八日市ICで降りて下道を30分ほどなので非常にアクセスが良いと言えますね。


今回選んだのは藤川谷という沢沿いを歩くルート。
登山口は「道の駅 奥永源寺渓流の里」の少し手前、永源寺キャンプ場と愛知川を挟んで反対側にあり、駐車場が数台分+路駐可能な広めの路肩が数台分。

変化に富んだ飽きさせない登山ルート
今回の登山ルートは始めなだらかな杉の植林帯を抜けながら幾つかの沢を渡り、続いて沢沿いの見事な広葉樹林帯を堪能。
そこから少し斜度を上げてちょっとした鎖場(ロープが張ってある岩場)をクリアして最後はまたなだらかな広葉樹林帯という流れ。

標高の割に景色がよく変わるので飽きません。基本的に樹林帯を歩き続けるので眺望こそあまりないかも知れませんが、純粋に山歩きを楽しむという意味では非常に魅力的なコースです。
コースタイムはゆっくり登って登りで2時間半、下りで2時間といったところ。

渡河ポイントが幾つかありますが、以前来た時は無かった真新しい橋がかけてありました。作りもしっかりしているので安心して渡れます。

鎖場を過ぎたあたりが一番見通しの効くポイントになっています。
岩屋と呼ばれる洞穴もあるのでちょっと寄り道してみても良いかもしれません。運がいいと寝ているコウモリを観ることが出来ます。

山頂手前の広葉樹林帯はよく開けていて歩きやすく、もう少し早い時期なら紅葉を楽しみながらお昼ごはんなんてのも出来たかも。11月下旬だと葉は落ちきっていました。

残念ながら山頂の周囲は木が生えていて展望はあまり良くありません。
そのお陰で風が当たるようなことも無いので山頂でお昼を食べる時なんかは快適かもしれないですね。十数人が荷物を広げられる程度のスペースはあります。

ちょっとした注意

特に序盤の針葉樹林帯ですが、所々踏み跡が薄く道標のテープも探しにくいポイントが散見されます。
慣れていると良いのですが、薄暗い時間帯などは道を見失いやすいので時々立ち止まって目印を探すと安心かもしれません。

また場所とタイミングによっては沢の水量が多かったり道がぬかるんでいたりする事もあります。
気になる人はゲイターがあった方が良いかもしれませんね。

また登山道が東側斜面にあるため昼過ぎには山陰に入って樹林帯では薄暗くなります。ヘッドランプ等の用意があれば安心できるかなと。洞穴見物の際にも使えるのでオススメです。

まとめ
アクセス良く、コースは楽しく、人も少ない。
日本アルプスなどの高山には無い静かで綺麗な低山の楽しさが満喫できる山行でした。

京都周辺と言えば神社仏閣と紅葉の組み合わせが鉄板ですが、たまには足を伸ばしてヤマで秋を楽しむのも中々良いものですよ。

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